学園の秩序の維持や学園内のトラブルの調停にあたっている生徒の代表組織で、会長、副会長、書記、会計、庶務の5名からなる。スケット団とは、依頼を巡ったり、学園の優等生と問題児といった関係、またボッスンと椿の個人的な張り合いから、対立することも多いが、実際は互いに良き喧嘩相手となっている。ガチンコ・ビバゲー・バトルではスケット団と対決し、3勝2敗で優勝した(ただし、その内の1勝は友利の賄賂によるもの)。カイメイ・ロック・フェスティバルでは「ザ・生徒会バンド」というバンド名で参加し、準優勝を得た。作中初冬に代替わりがあり、3年の安形と榛葉が引退し、新たに1年の宇佐見と加藤が加入した。
- 安形 惣司郎(あがた そうじろう)
- 声 - 関智一(ドラマCD版も共通)
- 生徒会長(~高校3年の12月)。3-A所属。1991年12月5日生まれの射手座。「かっかっかっ」という笑い方が特徴の長身の男。
- 基本的にはちゃらんぽらんな性格で、生徒会会議中に居眠りをしたり、気分で物を言っては後悔したりと、生徒会長らしからぬ自由気ままな行動を見せることが多い。更に、会長としての実務はほぼ椿に任せっきりにしており、周囲からは「置き物生徒会長」と呼ばれている。しかしながら、身内の失態に対して素直に頭を下げる度量の広さや、規則に縛られず生徒のために融通を利かせる寛大さを有しており、その器の大きい性格から実際のところ学園での人望は厚い。
- IQ160を有する天才であり、ボッスンとのガチンゴ・ビバゲー・バトル第5戦カードゲーム対決や、クイズ研究会とのクイズ対決では、その知能を遺憾なく発揮し、生徒会を勝利に導いた。
- 妹サーヤのことを溺愛しており、妹に関する事となると完全に冷静さを失い、自慢の知能も働かずボケと勘違いを連発してしまう。特に色恋の話になるとその暴走は顕著で、サーヤがボッスンへの好意を仄めかした折には、勘違いの積み重ねの結果、彼女が好意を寄せているのは椿だと思い込んでしまい、現在に至っている。
- 小説『SKET DANCE 生徒会の事件簿~クックシェル事件~』では、寝相が悪く毎朝ベットから落ちて目が覚めると書かれている。
- 3年時の12月、任期満了に伴い、生徒会長の座を椿に譲り、生徒会執行部を引退した。
- 椿 佐介(つばき さすけ)
声 - 下野紘 / 櫻井孝宏(ドラマCD版)
- 生徒会副会長(~高校2年の12月)→生徒会会長(高校2年の12月~)。2-F所属。1992年11月11日生まれのさそり座。AB型。身長170cm、体重56kg。左利き。短髪の癖毛に長い下睫毛が特徴。
- 人一倍責任感が強く、何事にも全力で真摯に取り組み、曲がったことを許さない性格。「より良い学園作り」をモットーに生徒会副会長の職務に全情熱を傾けて当たっており、そのため教師以上に校則に厳しく、校則を破り学園の秩序を乱すものに対して、「愚か者!」と啖呵を切り厳罰は容赦しない(自分が罪を犯した場合は自ら処罰を受ける)。個別の事情よりも学園の規則や生徒会執行部としての責務を何よりも優先する融通の利かなさから、周囲から(主に安形から)「空気ヨメ男」と呼ばれることが多い。沈着そうな外見とは裏腹に、短気で手の出やすい性格をしており、秩序を乱す校則違反者や仲間や生徒を傷つける不良に対して、自身の鉄拳を食らわせることもある。空手と柔道の有段者であり、その他にもボクシングや剣道など複数の格闘技をかじっているため、格闘能力は極めて高く、また「ツバキエクスプロージョン」と命名したオリジナルの必殺技(左フック)を持っている。これらの性格から、作者から「『SKET DANCE』の中で一番少年漫画らしいキャラ」と評されている。
- スケット団、特に性格や価値観が正反対のボッスンに対しては何かとライバル意識を燃やし、個人的な対抗心から、生徒会としてのますらお幼稚園での演劇への出演やガチンコ・ビバゲー・バトルへの参加を決定するなど、普段と一転して独断的な行動で周囲を巻き込むことがある。しかしながらそのボッスンとは、テンパった時におかしな表情を取る、直情的で仲間思いな点など似ている点も多く、要所要所で全く同じ行動を取るなど意識下ではとても息が合っているようである。
- 実は、それぞれ異なる養父母の元で育てられたボッスンの双子の弟であり、本当の両親である桐島亮輔・波瑠は、自身の誕生日に不慮の事故で亡くなっている。その後、波瑠の遺志もあり、出産に立ち会った「つばき医院」の椿医師に引き取られ、自身の出生の秘密を知る17歳の誕生日まですくすくと育つ。椿本人は2年前、血液型の違いにより両親とは血の繋がりがないことに気づいていたが、「たとえ血のつながらない家族でも、自分は父さんと母さんの子供だ」と両親を誇りに思い、事実を受け入れていた。また、ボッスンとは同じ頃(15歳の誕生日)に一度対面しており、不良に絡まれていたところを助けられているが、眼鏡を外されていたためその正体は認識していない。当時は今とは違って内向的な性格をしていたが、これらの出来事を機に「悪に立ち向かう強靭な心」を手に入れたいと願うようになり、長かった髪を切り、コンタクトレンズに変えるなどイメージチェンジと性格矯正を計り、現在に至る。ボッスンとは二卵生双生児であり、アカネ曰く「母親のハル似」。ちなみに、「佐介」という名前は、ボッスン(「佑助」)と協力して「右」と「左」2人で人を助けられるような人間になってほしいという両親の願いからである(「佐」も「介」も助けるという意味の漢字である)。 好きな食べ物は、ボッスンと同じもの。
- 特技は前述のように格闘技全般、趣味はオリジナルTシャツ作りだが、デザインセンスが全般的に欠落しているため、漢字2文字をあしらった自作のTシャツは周りからはダサいと思われており、反応に困られている。
- 宇佐見の男嫌いを治すために、女装した際には「森ガール」のようなファッションが抜群にはまってしまい、一時的ではあるが彼女の二重人格を克服させるほどであった。しかしながら、椿自身は女装時はあまりの状況の変化に適応することができず、「かわいー」「おいしー」しか発言できなくなってしまう。
- 2年時の12月、安形の引退に伴い、生徒会長の座を譲り受けて新生徒会長に就任した。
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