2011年8月6日土曜日

SKETDANCE4

スケット団と関わりの深い生徒 [編集]
吉備津 百香(きびつ ももか) 
声 - 井上麻里奈(ドラマCD版も共通)
伝説の不良として名を馳せた「鬼姫」の名を騙り、暴虐の限りを尽くしていた日本一工業高校の女番長。昭和時代のスケ番のようなロングスカート、「アタイ」「ずらかるよ」と言った古めかしい口調が特徴。
乾(いぬい)(声 - 斉藤佑圭)、去川(さるかわ)(声 - 金田アキ)、木島(きじま)(声 - 水原薫)(それぞれ『桃太郎』の犬、猿、雉をモチーフにした名前、容姿である)という舎弟がおり、彼女らがヒメコに伸されたことに腹を立て、ヒメコを拉致し暴行しようとしていたところを、救出に来たボッスンらに阻止される。直後に解放されたヒメコが真の鬼姫であることを知り、その威圧を前にして敗走するも、その後はスケット団の元を訪れ、元々憧れの対象であった「鬼姫」ことヒメコを「姉さん」と呼び、慕うようになった。不良になってしまったのは、素直になれない性格のため友人ができず孤立していたためであるが、スケット団との交流の中で友情を深め、本当の仲間の存在を知ることとなる。
容姿端麗でスタイルも良く、周りからそのことを指摘されると照れて黙ってしまったり、思わず手が出てしまったりと可愛い性格をしている。また、声の良さに関しては人並みはずれたものを持っており、ますらお幼稚園での人形劇のアテレコがきっかけで、声優オーディションを受け、見事アニメ『魔法のヤンキー リバティ☆真剣(マジ)』のヒロイン役としてデビューすることになる。声優として人気を博した後は、女優、歌手と次々と活躍の場を広げ、順調に芸能活動を続けている。萌えキャラを演じる機会が多く、その影響から「モモタン語」という独自の言葉を編み出し、アイドル活動やファンとの交流などの際に駆使している。自身のイベントに欠かさず応援しに来るスイッチに対しては、何か特別な感情を抱いている節がある。
武光 振蔵(たけみつ しんぞう)
声 - 三宅健太 / 小西克幸(ドラマCD版)
剣道部主将。2-A所属。
侍に憧れており、着流しに髷、帯刀という身なり、芝居がかった古風な喋り方をして侍になりきっている長身の男子生徒。自分のことは「拙者」と呼び、語尾には「ござる」と付けるなどその徹底振りはかなりのものであるが、これは時代劇役者の父奮蔵(ふんぞう)(声 - 森功至)の影響であるらしい。奮蔵は剣道道場の師範でもあり、振蔵自身も父の手ほどきを受け、その腕前は一流である。先祖は一寸法師の家臣らしい。
以前は試合で無敗を誇っていたものの、剣道部主将に就任し「大将」の座を任されるようになってからは一転してスランプに陥り、スケット団に助けを求める。調査の結果、原因は試合前に気力を高めるために口にしていた清涼剤「FRISKE(フリスケ)」の効果が、大将となり待ち時間が長くなったことで切れてしまっていたことだと判明した。その後は頻繁にスケット団のもとを訪れるようになり、ガチンコ・ビバゲー・バトルにおいては「スケットマシーン1号」としてスケット団チームの一員として活躍した。なお、その時の椿との格闘技対決では、FRISKE無しでも気力を充実させ、本来の剣術の実力を発揮できるようになった。
上記のような風体にも関わらず、携帯電話でのメル友とのメール交換や携帯ゲームに嵌っている、服装を注意され素直に制服で登校するなど、侍らしからぬ行動が多々見受けられ、スケット団の面々からは「信念がユルユルだ」と評され、邪険に扱われることも多い。
早乙女 浪漫(さおとめ ろまん)
声 - 茅野愛衣 / 清水愛(ドラマCD版)
漫画研究会所属。2年生。
漫画家志望であるが、非常に絵が下手であるという残念な少女。作品のストーリーも荒唐無稽で常人には理解できない独特の世界観を有している。好きなジャンルは「ひと昔前の少女漫画」であり、いちいち仕草が古臭かったり、姿が少女漫画タッチになったり、日常生活の中で漫画的なベタな場面に出会うと少女漫画的視点で物事を見てしまったり(「乙女フィルター」と呼ばれる)と、ボッスン曰く「かわいいけどうざい」性格をしている。また、漫画のキャラであることを利用して、以下のような漫画のセオリーを無視したやりたい放題の行動で暴走することから、作中だけでなく作者や読者からも舞台荒らしとして認識され、「ロマンティックボマー(爆弾娘)」と称されている。
  • モノローグで会話する(第7話ほか多数)。書き文字の上に乗る(第68話)。ページを突き破って登場する(第78話)。
  • 白雪姫の演劇の練習中に、城の背景を「出す」(第11話)。告白シミュレーションで、イギリスの下街の背景を出す(第32話)。
  • 番外編「ヌスット・ダンス」にて、城主に召し上げられ救出を待つ身だったが、フキダシを介して上空に現れ、囚われている場所を指示し、終いには抜け出して来る。ギザギザ型のフキダシを手裏剣代わりにして「ウニフラッシュ!」、背景効果を利用して、「雷遁 イナズマフラッシュ!」という必殺技を編み出す(第18話)。
スケット団には、雨の日に見かけた美少年を探す依頼をしている。
雨の日に落として汚れたタオルに悪態をついていたボッスンを、乙女フィルターを通して捨てられた子犬を慰める美少年と捉えてしまい、以後ボッスンのことを「王子」と呼び、慕っている。その後は振蔵同様、スケット団と関わりを深めるようになり、ガチンコ・ビバゲー・バトルにおいては「スケットマシーン2号」としてスケット団チームの一員として活躍した。
漫画家デビューに向けて地道な努力を重ねた結果、遂に投稿作『やにわにテンプテーション』が少女漫画誌『マーガリン』に掲載され、念願のデビューを果たし、涙を流して喜ぶ純真な姿を見せた。以後は漫画に携わる姿勢が一段と厳しくなり、大御所漫画家のたたずまいを見せて後輩を厳しく指導する一方、セカンドデビューを目指して精進を続けている。
高橋 千秋(たかはし ちあき)
声 - 佐藤聡美 / 咲乃藍里(ドラマCD版)
ソフトボール部キャプテン。2-B所属。
ソフトボール部ではキャプテンを、クラスでも学級委員を務めるなど、皆の先頭に立ち、周囲を引っ張っていく活発でハツラツとした美少女。ソフトボール部員以外の友人からも「キャプテン」と呼ばれ、その頼りがいのあるキャラで親しまれており、新聞部主催の2-Bミス&ミスターNo.1コンテストでは、「ミスプリティ」と「ミススポーツウーマン」の2冠に輝いている。城ヶ崎をはじめとして彼女に想いを寄せる男子も多く、また変人ばかりが揃う作中で唯一常識的で普通な少女であることから、読者からも単行本の欄外コーナーにて求婚される始末である。後述のようにクラスで孤立していたヒメコやサーヤのことを気に掛け力になるなど、困っている人を放っておけない優しい性格もしている。母親は早くに他界しており、幼い弟の面倒をよく見ている。
スケット団には、当たりが書かれたぺロキャンの包み紙探しやドロップ缶探しのを依頼している。
小柄な体とは裏腹に驚異的な速食いかつ大食いであり、麺8玉重量7kgの特盛りラーメンを10分間で完食するほど。食べ物を口に運び食する時の動きは、他の者の目には留まらず、ボッスンらから「消えるキャプ食い」と称された。しかしながら煮卵だけは食べることができず、無理に食べれば嘔吐してしまう。
ジェネシスワールドグランプリでは、日本代表のスケット団チームの一員としてルールも分からないまま参加するが、持ち前の運動神経と熱い性格が功を奏し、大会を通じて名ジェネシストに成長する。必殺技「スターダストキャプチャー」を習得し、チームの優勝に貢献し、大会MVPを獲得した。
1年時はヒメコとクラスメイトであり、入学後誰とも交わろうとせず孤立していた彼女に声をかけ、彼女が再び心を開くきっかけとなった人物。その後不良に襲われていたところをヒメコとボッスンに助けられる。これを機に現在のスケット団が結成されたと言っても過言ではなく、彼らとは創立以来の仲である(特にヒメコとは親友である)。スケット団の面々を「どんな事でも熱く燃える人たちで好きだ」と宣言したり、ボッスンと彼を慕うヒメコ、スイッチの関係をよく心得ていたりと、彼らの一番の理解者のひとりである。
結城 澪呼(ゆうき れいこ)
声 - 折笠富美子 / 小林ゆう(ドラマCD版)
オカルト研究部所属。2-A所属。
腰まで届く長い黒髪と不健康そうに青白く透き通った肌が特徴の痩身の女生徒。霊的なモノや超能力、呪術などに深い造詣があり、本人も不気味で禍々しいオーラを放っている。スケット団の元を訪れる際には、部屋の窓からまるで「貞子」のように四つん這いになって這い出して来るようにして登場する。その非科学的現象への根強い信望から、科学的事象のみしか信じないスイッチとは犬猿の仲であり、顔を合わせれば常に喧嘩に発展するが、傍から見れば仲が良いようにしか見えない。
一時期インチキ占い師「水神氷見子」を崇拝し、彼女の元で悪徳商品の販売に手を貸していたが、スケット団の活躍により目を覚ます。
本人は恋愛や外見には興味を払っていないが、スイッチ曰く色白で鼻筋が通っていることから化粧化けするタイプで、偶然過去想いを寄せていた男子と街中で再会した際には、オシャレなメイクと洋服を身に纏った可憐な美女となって登場し、彼の鼻を開かすことに成功した。
矢場沢 萌(やばさわ もえ)
声 - 豊口めぐみ / 生天目仁美(ドラマCD版)
チアリーディング部所属。2-C所属。1993年1月10日生まれ。
3つ編みに丸メガネ、3の字型の口に恰幅のいい身なりが特徴の女子生徒。ボッスンらのクラスメイトである。感動した時や怪訝に思った時、返事をする時など、どんな時でも必ず「ヤバイ!」「ヤバス!」と発言するため、(前回のヤバスじ、ヤバスわよ?などの名言?も多く)周囲からは「ヤバ沢さん」と呼ばれ、親しまれている。読み切り時代からの人気登場人物である。
スケット団には、ペットのシロテナガザルイエティのお守りや、ますらお幼稚園での演劇上演などのほか、SNSサイト「ビバゲーシティ」のアバターに使用できる「3の字口」パーツの景品目当てにガチンコ・ビバゲー・バトルへの出場を依頼している。なお、ビバゲー・バトル終了後に安形からお目当ての「3の口」パーツを譲り受けて以来、彼に惚れているようである。
意外にも歌が上手く、2-Cミス&ミスターNo.1コンテストでは「ミスナイスボーカルNo.1」の座を手にしている。カイメイ・ロックフェスの折には、ヒメコを誘って自らボーカルとして「ヤバサワブックス」というバンドを結成し、参加するつもりであった。
伊達 聖士(だて きよし)
声 - GACKT / 近藤隆(ドラマCD版)
ヴィジュアル系バンド「JardiN(ジャルダン)」のボーカル。2-E所属。ニックネームは「ダンテ」。
ヴィジュアル系の世界観に陶酔している男子生徒。会話もそれを模した難解で端的な言葉(「堕ちた(落とし物をした)」「ストレイシープ(見捨てないで)」「巨躯なる天使(体の大きな美少女)」など)でしかしようとせず、コミュニケーションを取るのが非常に面倒臭い(スケット団は慣れてきたのか彼の言ってる事がわかってきた)。その言動に似合わず、好物はテリヤキバーガーであったり、『NARUTO -ナルト-』が好きであったりと子供らしい嗜好を見せることもある。また、惚れっぽい性格をしており、作中ではコンサートのチケット探しや3度恋の相談にスケット団の元を訪れている(うち1回はコマちゃんへの一目惚れである)。
バンドボーカルとしての実力は確かなものがあり、カイメイ・ロック・フェスティバルでは優勝を果たしている。
瀬川 文(せがわ ふみ)    画像無し
漫画研究部所属。1-D所属。ロマンの後輩で、ロマンを先輩として慕っている。愛称は「フミちゃん」。コマちゃんとは親友。
もともと絵が上手かったが、自分の為に作ってくれたロマンの漫画指導書『ヘタッピ漫画研究所R(ロマンティック)』に感激して読み耽った結果、ロマンと同じような下手な絵しか描けなくなり、スケット団に助けを求めてくる。その後、絵は回復するが、本人はネームの制作を苦手に思っており、再びロマンの指導を仰ぐ。その結果、ロマンテイストの破天荒なストーリーの初投稿作『ふしぎ少女伝説 しゃかりきカスタードBOY参る!』を完成させ、見事入賞する。
美術部の森野は中学時代からの同級生で、同じ美術部に所属していた。高校入学後引きこもりとなった彼を心配し、彼を救おうとスケット団に共に奮闘し、彼に立ち直るきっかけを与えた。
森下 小麻(もりした こま)
1年生。身長181cm。愛称は「コマちゃん」。漫画研究会のフミちゃんとは親友。
体格が良く、バストやヒップなど全体的にムチムチした体型をしている。一方で、その大きな体格とは裏腹に気が小さく、恥かしがり屋で声が極端に小さい。カップの取っ手を指で砕いたり、携帯電話を指で壊したりと女性離れした怪力を有しており、本人はこれをコンプレックスに思っている。普段は力のコントロールが出来るが、緊張したり照れたりした時には力を制御できなくなり、ボッスンを片手で数メートル吹き飛ばし壁に叩き付ける(「コマ砲」と呼ばれる)など、周りの人を怪我させかねないほどの力を発揮する。
スケット団には、恋愛のことで依頼している。
特技は戦国武将の物真似であり、趣味が高じて「女子高生プリンの戦国時代ファンサイト『武将髭』」を運営している。
大門 明智(だいもん あきとし)
クイズ研究会部長。2年生。自称「クイズ戦士エニグマン」。
仮面を着けてシルクハットに身を包み、大仰な口調で語りかけるクイズ番組の司会者のようなウザイノリが特徴の長身の男子生徒。この世には「S」、「M」、そして「N(ナゾ:なぞなぞの答えを考え込んでいる相手の表情を見ると興奮してしまう性癖)」がいると説き、自身は「ドN」であると称する。クイズ研究会の部長として、助手のクエッチョンと共に他の部活にクイズで戦いを挑む活動を続けており、これまでに数多くの勝利を収めてきたが、対スケット団戦ではボッスンの閃きを前に、また、対生徒会戦では安形のIQ160の知能を前にあっけなく敗北する。
その素顔は容姿端麗の美男子で、榛葉に次ぐ学園で2番手のイケメン。しかし、仮面を付けていないと「エニグマン」時のキャラから一転して、シャイで心配性な小心者になってしまう。助手として自分を頼ってくれるクエッチョンに気があり、勇気を出して素顔のまま告白するが、同じく仮面を外すと性格豹変する体質だった彼女にこっぴどく振られる。その後も度々、クエッチョンとの色恋沙汰について、スケット団に相談に訪れている。
安形 紗綾(あがた さあや)     画像無し
生徒会長の安形の妹。2-B所属。愛称は「サーヤ」。
素直に自分の気持ちを表すことのできない典型的なツンデレ少女。ツンデレ属性のほか、ツインテール、ニーソ、巨乳、天然、妹属性など、いわゆるギャルゲーの属性をほぼすべて兼ね備えており、スイッチには「全部盛り」と称された。自身のツンデレを直すためにキャプテンの紹介でスケット団の元を訪れ、彼らの協力のおかげで以前より素直に振舞えるようになり、クラスにも溶け込むことができるようになった。
その中で特に親身になって自分を励ましてくれたボッスンに好意を抱くようになり、修学旅行の際には彼に対してそれとなく好意を仄めかした。その後しばらくの間、気まずさから距離を置いていたが、後日再び彼の元を訪れ、正式に告白を果たす。返事こそ得られなかったものの、気持ちの整理がついた模様で、今後は彼に対して積極的にアピールしていくことを宣誓した。
極度の運動音痴であり、そのひどさは大縄跳びでは1回目で引っ掛かってしまい、通信簿には最低評価の「1」ではなくそれ以下の「もっとがんばりしょう」という特別な評価をもらうほどである。趣味は純文学。動物が大好きで、怪我をしていたフクロウ(後のホウスケ)を拾ってスケット団にやって来たこともある。

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